血行促進で冷え知らずとなる温活とは
冷え性や寒さに悩まされる方に注目されているのが、温活です。
温活とは、身体を内側から温める習慣を取り入れることで、血行を促進し、冷えや不調を改善するライフスタイルのこと。特に女性はホルモンバランスの影響で冷えやすいため、日常的な温活習慣が健康維持に効果的とされています。
温活の基本は、血行促進です。
血流が悪くなると、手足の先まで十分な血液が届かず、冷えやすい体質に陥ってしまいます。そこでおすすめなのが、毎日の入浴です。シャワーで済ませず、ぬるめの湯(38〜40℃)に15〜20分浸かることで、身体の芯から温まり、リラックス効果も得られます。また、足湯や蒸しタオルを使って部分的に温める方法もおすすめです。
もうひとつのポイントは、筋肉量を増やして熱を生み出せる体をつくることです。
筋肉は熱を作るエンジンのような役割を果たすため、軽い筋トレやストレッチ、ウォーキングなどの運動を継続的に行うことで、基礎代謝も上がり、冷えにくい体質へと変わっていきます。さらに、内側からの温めも大切です。ショウガやネギ、にんにくなど体を温める食材を使ったスープや鍋、温かい飲み物を取り入れることで、消化機能も整い血流も改善されます。白湯を飲むだけでも胃腸が温まり、体全体の巡りを良くする助けになります。
冷えは万病のもとと言われ、放置すると免疫力の低下や睡眠障害、肌トラブルの原因にもなりかねません。温活は特別な道具や知識がなくても、誰でも日常の中に取り入れられる健康法としておすすめです。